文通 答えのない答え合わせ
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令和エッセイブームを牽引するふたりが「大人の感情」をテーマに交わした往復書簡集。
私家版(ZINE) 1300冊を半年で売り切り、読書家の間で密かな話題となった作品が、倍のボリュームとなって書籍化!
「ナオさんも春は怖いですか?
大人らしさや、そこに付随する感情の抑制や発露について考えていることはありますか?」
「感情的」という言葉は子どもや若者の特徴のように扱われがち。
しかし大人だからこそ振り回されたり、大人になったから知る感情もあります。
切実なのに軽んじられがちな大人の感情を見つめ、それぞれの目線で汲み上げて綴った、ちょっと弱気な対話の記録。
【著者プロフィール】
古賀及子 (コガチカコ) (著)
1979年、東京都生まれ。エッセイスト。ウェブメディアのライター、編集者を経て2024年より現職。著書に『私は私に私が日記をつけていることを秘密にしている』(晶文社)、『気づいたこと、気づかないままのこと』(シカク出版)、『ちょっと踊ったりすぐにかけだす』(素粒社)ほか。
スズキナオ (スズキナオ) (著)
1979年、東京都生まれ、大阪在住のライター。WEBコラムサイト「デイリーポータルZ」などで執筆中。著書に『歩いて5分の旅館に泊まる』(太田出版)『思い出せない思い出たちが僕らを家族にしてくれる』(新潮社)『酒ともやしと横になる私』(シカク出版)など。
【目次】
春がおそろしくって、もう嫌になってしまいそうなんです
自分が今どれぐらい大きな声を出せるのか試したい
私は青春を見つけるのがすごくうまいんです
青春ばかり追いかけている青春人間だと思います
忘れると簡単に自分から消えてしまう種類の興奮じゃないでしょうか
ガンガンのぼって行ってしまいそうになるんです
とにかく細かく尊重し肯定するしかないなと思います
時間について考える時間がもっと欲しい
なにもかも誰より一番慣れないように生きていました
意図したようにならないということが面白くて仕方ない
芸術がとてつもなく広義であることに最近あらためて癒されています
「贅沢な悩み、上等!」と言いたいんです
一人でいることは、私は結構得意です
ギャル的なものを自分の中にいつも持っておけるように
驚くことになんともはや彼らが私の中にいるんですよ
どれをどの比率で混ぜるかというミックス具合だけ
どうしたってかぶりようがない、本物の無限
弱い音が、弱さゆえに最大の効果を生む
愛し合うことなく人が集まって、毎日会うってすごい
気を遣われることによって、なぜか元気が消えて
私は子どもの頃から、新しい刺激をできるだけ受けたくない気質なんです
好きな作品でも、さっさと終わってそこから解放されたい
今日、ジャムが枯れました
自分の頭の中からはまったく生まれない行き先
新しいことはできるだけ知りたくない、混乱したくないのかもしれないです
よれよれになった心が少ししゃんとした
いつだって、故郷の緑を祈りたいです
胸を張って言える感じが自分の中にずっとない
傷つきの記憶と取り返しのつかなさについてはっとしたことがあって、聞いて下さい





