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都市と路地の再編集
¥2,200
まちづくりの現場で活躍する15組のプレイヤーへの取材を通じて、まちづくりや都市開発のあり方を“再編集”する本です。 大企業や行政によるトップダウン型の都市開発と、地域の住民や個人の営みによるボトムアップ型のまちづくり。ふたつは本来、まちの両輪であるはずが、実際には分断され、別々に動いてしまっていることが多いです。 しかし、変化の激しい現代では、もっと手を取り合い、さまざまな価値観が混ざり合うアプローチが必要なのでは? そもそも、物事を二項対立として捉えること自体が、新たな可能性を狭めているのでは? 本書は、そんな問いからスタートしました。 そして、本当に「今を生きる」人たちのためのまちづくり(=LIVE NOW DEVELOPMENT )とは何か。そのヒントを探るべく、現場の声と実践をもとに向き合った一冊です。
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sees magazine
¥2,200
自然と社会の関係性を見つめるマガジン inadani sees がマガジンをつくるわけ 農と森のインキュベーション施設「inadani sees」。農や森などの自然資源を活かして、持続可能な地域を想像するための「企て」を生み出し、それを見えるカタチに変えていく場所として、2023年5月に長野・伊那谷に誕生しました。 なぜ、このまちにインキュベーション施設が必要なのか。その問いに対して私たちは、「これからもまちがつづいてほしいから」だと考えています。 地域ごとの文化が守られ、その土地に生きる人たちが希望を持って生きていけるまち。自然があり、心身の健康や学びがある。やりたいことに挑戦できる環境があり、幸福がある。 私たちのようなローカルのインキュベーション施設は、そんな「つづいていくまち」をつくるために、少し先の未来と、今いる場所をちゃんと見つめたいと思っています。 インキュベーションは本来、「incubation = 孵化・抱卵」という意味があります。卵が孵るには「温度」が必要です。自然の理がそうであるように、何かが生まれるための温度が宿るような場所。 私たちは「つづいてくまち」を考えるために、温度を感じるまちづくりや、まちのあり方を探すために、マガジンをつくります。 創刊号のテーマは「Rescale 」。 このテーマには、「規模の再編集」と「新しいものさし」という二つの意味が込められています。 地域の資源で経済と社会と自然を循環させていくには、どんなビジネスがあるといいのでしょうか。 大きすぎず、小さすぎない。まちを、仕事を面白くするような、ちょうどいい規模のビジネスはどうすればつくれるのでしょう。そして、ちょうどいい規模のビジネスを実現するためには「新しいものさし」をつくることも大切です。 私たちの社会的なものさし、価値観を新たに、地域資源と生きていく規模をつくり直す。 これからも地域の風景とともに生きていくために、「Rescale」について考えてみたいと思います。
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A GUIDE TO SHINANO-MACHI
¥3,300
長野県信濃町に暮らす人々の価値観を徹底取材した一冊、『A GUIDE TO SHINANO-MACHI』。観光スポットを紹介するだけのガイドブックではなく、「なぜこの町に人が惹かれるのか」「移住者たちはどんな暮らしをしているのか」に迫り、 “旅のガイド”でありながら、“人生のガイド”にもなり得る本となっています。 長野県信濃町は、標高700mに位置し、黒姫山と野尻湖を擁する豊かな自然に恵まれた町。東京からわずか2時間半でアクセスでき、四季折々の表情が楽しめます。 北信五岳(妙高山、斑尾山、黒姫山、戸隠山、飯縄山)に囲まれています。人々を惹きつける象徴は野尻湖で、ナウマンゾウと縄文人の生きた痕跡が。夏は別荘需要を含めた避暑地として観光客が訪れ、冬はスキーやスノーボード目当てで国外問わず賑わう、これからのインバウンド需要も引き受ける流れがきていて、自然と共に暮らし働きたい人たちの移住先として賑わってきています。 信濃町を一冊にまとめる上で、町のおもしろさと動きを可視化できるような間口の広いテーマを見出しました。 ・自然と信濃町 / アファンの森財団 大澤渉さん ・ミヒャエル・エンデと信濃町 / クルミドコーヒー 影山知明さん ・サウナと信濃町 / LAMP 野田クラクションべべーさん ・うどんと信濃町 / 温石 須藤剛さん ・クラフトマンと信濃町 / OND WORK SHOP 木村真也さん&サユリ美容室 木村早悠里さん ・コーヒーと信濃町 / 珈琲占野 占野大地さん ・パンと信濃町 / EN BAKERY 39! 谷口美樹さん ・伝統野菜と信濃町 / 農家 関塚賢一郎さん、信濃町役場 川口彰さん 以上、8つのテーマがメインインタビューの形になっています。 ほかにも ・珈琲占野ご夫婦の移住こぼれ話対談 ・一級建築士 野々山修一の町と関わる建築談義 ・夫の都合で信濃町に連れてこられた妻対談 ・信濃町に帰ってきた母と娘の国際村対談 ・徳谷柿次郎と新卒ふろめぐみが語る”集落”の価値観対談 このあたりは雑誌的な読み心地を追求したものです。メインインタビューと写真の力強さ、そして対談の気軽さ。でも内容はどれも芯を食っている。読めそうで読めない。これまであまり語られてこなかった、これからの未来にふれる上で欠かせないような話が詰まっています。パラパラとめくって、気になる対談だけ読むのもよし。 約7500人しかいない信濃町からこんな本が生まれた理由をぜひ、手にとって読んで感じてみてください。文章と写真の組み合わせで1時間強で読み終えられるぐらいのボリューム感に編集しています。人生のお供に、信濃町に遊びに行く旅のガイドブックにぜひ。 --- A GUIDE TO SHINANO-MACHI 長野県、信濃町。 2025年3月31日 発行 発行 信濃町役場 〒389-1392 長野県上水内郡信濃町柏原428-2 風旅出版(株式会社Huuuu) 〒380-0845 長野県長野市西後町610-12 R-DEPOT 2F-D 印刷所 藤原印刷株式会社
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入院しててもつくってた
¥1,100
ブタコヤブックスを設計した建築士・宮本さんによるブタコヤ作りの裏側&入院生活88日間の記録、エッセイ+マンガ集。 ブタコヤブックスをわたしたちと一緒に作っている途中に、なんと、突然の入院。ブタコヤづくりのリーダーを失った私たちに暗雲が立ち込め始めるが、宮本さんはなんと病室から指揮をとります。 店主船張がブタコヤをDIYした際に教科書にした、宮本さんから伝授した秘伝の書がたくさん掲載されています。これを読んでからブタコヤの内装を見てみると、また違う見方ができるかも。ブタコヤ作りの伴奏者から見た、この本屋ができるまでの店主の葛藤や様子もよくわかります。 病室のベッドに倒れても、建築士の魂は休みません。入院していた部屋の実測図まで載っています。いや、安静にしましょうよ。建築士が過ぎるのよ!