歴史小説のウソ

歴史小説のウソ

¥990

【内容紹介】
歴史小説を読んで、「自分もこんなふうに生きよう」とか「この過ちを繰り返してはいけない」と思ったことはありますか?
なぜ私たちは、創作物の中に歴史の真実があると感じるのでしょうか。
その秘密は、歴史と歴史学と歴史小説のもつれた関係にありました。

人気歴史小説家が「真実」を創り出す手口を種明かし!
小説にも漫画にも映画にも騙されず、自分の歴史観を持とう

―――
歴史小説であろうと、歴史学であろうと、あたるのは、どちらも同じく歴史──というか、過去の事実=ファクトです。しかし、それを押さえて終わりじゃなくて、どちらもファクトから真実=トゥルースを引き出してこなければならない。そのトゥルースが、歴史小説の場合は人間の真実であり、歴史学の場合は時代の真実なのだと、そういう言い方もできるでしょう。(本文より)

【目次】
はじめに

第一章 歴史は物語なのか
1 歴史小説の誕生
2 歴史学の誕生

第二章 歴史小説のウソ
1 歴史小説は何が書けるか
2 歴史を調べる
3 歴史上の人物から作中人物へ
4 本当に同じなのか

第三章 歴史小説と史観
1 史観とは何か
2 イデオロギーと史観
3 史観を持つ

おわりに

【著者プロフィール】
佐藤 賢一(さとう・けんいち):1968年、山形県生まれ。東北大学大学院でフランス中世史を専攻する。1993年、「ジャガーになった男」で、小説すばる新人賞を受賞してデビュー。1999年、『王妃の離婚』で直木賞を受賞。2014年には『小説フランス革命」で毎日出版文化賞特別賞、2020年に『ナポレオン』全3巻で司馬遼太郎賞、2023年に『チャンバラ』で中央公論文芸賞を受賞した 。他の著書に『傭兵ピエール』『二人のガスコン』『オクシタニア』『女信長』『新徴組』『ラ・ミッション 軍事顧問ブリュネ』『遺訓』『最終飛行』など多数。

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