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具体と抽象 ―世界が変わって見える知性のしくみ
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永遠にかみ合わない議論、罵(ののし)り合う人と人。
その根底にあるのは「具体=わかりやすさ」の弊害と、「抽象=知性」の危機。
動物にはない人間の知性を支える頭脳的活動を
「具体」と「抽象」という視点から読み解きます。
具体的言説と抽象的言説のズレを四コマ漫画で表現しています。
【本書より抜粋】
世の中、何ごとも「わかりやすい」方向に流れていきます。
「わかりやすい」とは、多数派に支持されることを意味します。
だからわかりやすい商品のほうが、わかりにくいものよりも売れます。
だから会社では、わかりやすいことをやっている人が必ず優勢になります。
選挙でも大抵「わかりやすい人」が勝ちます。
「わかりやすさ」の象徴が「具体性」です。
本でもテレビ番組でも講演でもネットの記事でも、
「具体的でわかりやすい」表現が求められ、
「抽象的な表現」は多数の人間を相手にした場合には徹底的に嫌われます。
ではなぜあえて、本書は「わかりやすさ」に対して疑問を投げかけるのか。
人間の知性のほとんどは抽象化によって成立しているといっても過言ではありません。
「わかりやすさの時代」にはそれが退化していってしまう危険性があります。
本書の目的は、この「抽象」という言葉に対して正統な評価を与え、
「市民権を取り戻す」ことです。





